ファストフード激戦区で見える地域性の魅力

ファストフード激戦区で見える地域性の魅力

私たちがファストフード業界について日々考えている中で、特に興味深いのがこの業界の地域性だと思うんです。都市部と地方、さらには地域ごとの特色がこれほど明確に現れる業界も珍しいです。

特に関東圏の激戦ぶりには目を見張るものがあります。東京都内だけでも、マクドナルドが約400店舗、ケンタッキーが約150店舗展開していて、1平方キロメートルあたりの店舗密度は世界でもトップクラス。でも注目すべきのは、大阪や福岡といった地方都市の健闘ぶりなんです。大阪は「粉もん文化」があるからか、お好み焼きチェーンやたこ焼きチェーンが独自の発展を遂げていて、全国チェーンとは違った地域密着型のファストフードが根強い人気を保っている。

福岡も面白くて、九州全体への物流拠点としての役割もあって、新しいファストフードチェーンのテストマーケットとして選ばれることが多いんです。実際、韓国系チキンチェーンの「bb.q OLIVE CHICKEN cafe」も福岡から全国展開をスタートしました。地域の嗜好を把握しつつ、全国への足がかりを築くという戦略的な位置づけが見て取れます。

個人的に感じるのは、これからのファストフード業界って、全国一律のメニューだけじゃなく、その土地ならではの味覚や文化を取り入れた展開がもっと重要になってくるんじゃないかということです。北海道のジンギスカンバーガーや沖縄のゴーヤーチャンプルーバーガーみたいに、地域色を前面に出した商品開発が消費者の心を掴んでいる事例を見ると、私たちも地域密着という視点をもっと大切にしていきたいなと思います。

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